統合失調症は、「とうごうしっちょうしょう」と読みます。2002年までは、精神分裂病といわれていたので、そちらのほうがピンとくる方が多いかもしれません。 精神病の一種であり、幻覚や妄想などのさまざまな症状があります。近世になり、脳の病気だということが判明しました。
発病率は、人口の1%にもなります。十二指腸潰瘍、胃潰瘍などの有病率が1~2%で、喘息は3%ということを考えれば、それほど低い発病率ではありません。糖尿病、高血圧などといった生活習慣病とならび、ありふれた病気だといっても良いでしょう。
統合失調症は、古代ギリシャにおいて、すでに知られたものでした。長い歴史がありますが、いまだに原因は特定できていません。仮説はいろいろありますが、はっきりとはしていないのが、現状です。
1950年代になってから、フランスにおいて、クロルプロマジンという薬が有効な患者があらわれました。これをきっかけにして、薬物治療が一般的になります。
その後、
統合失調症の社会復帰をめざして、福祉制度が整ってきました。これにより、入院期間は短縮され、軽症化の傾向にあるようです。その一方で、治療がなかなか進まずに、慢性化の患者もまだ存在しています。