統合失調症は特別なことではない

統合失調症の有病率は、どんな国でも0.5~2%はあります。この数字をみると、特別なことではない、ありふれた病気だということができます。

よく耳にする、結核・メニエル氏病ですら、0.02~0.05%であり、統合失調症の10分の1以下です。胃潰瘍・十二指腸潰瘍などの有病率は1~2%、喘息は3%程度になります。まさに、よくある病気なのです。あなたも気づかないうちに、どこかで出会っているはずなのです。統合失調症は、特別なことではありません。

病棟で、統合失調症の患者に接した医学生・看護学生は、口々にこう言うそうです。「実際に会って話してみたら、ふつうのひとなのに驚いた」と。実習で会うことのできる患者は、比較的安定した患者とはいえ、ふつうのひとという印象をもたれるのです。病院の閉鎖病棟から、かなり長い間出たことがないというような患者でも、症状以外の日常会話がなりたつそうです。

統合失調症は、決して特別なことではないのです。精神病というだけで、実際より大げさに考えるべきではありません。もちろん、差別されるべきものでもありません。統合失調症患者は、ふつうのひとです。統合失調症という病に苦しんでいるだけです。わたしたちと、同じ人間なのです。

とはいえ統合失調症という病気は、決して簡単なものではありません。理解を深めて、統合失調症のひとと向き合っていきましょう。

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