統合失調症は、治療によって
治るのでしょうか。それとも、一生治らない病気なのでしょうか。結論からいえば、
治るようです。
ただ
治るといういうのが、どういう状態を指しているのかも、むずかしいところです。
統合失調症から立ちなおったばかりだと、一見元気そうにみえても、実際はまだ不安定な要素もあるのです。つまり、精神が疲れている状態がつづいているわけです。また、
統合失調症のさいにあった社会的なダメージは、すぐに取り戻せるものでもあるません。表だった症状がなくなっても、簡単に治ったとはいえないようです。
ひとによっては、はやく
統合失調症と縁をきってしまいたいという気持ちで、表だった症状がなくなった時点で、早々に治療をやめてしまうことがあります。そういうときに、再発がなければいいですが、そうでないこともあります。早くから無理をしてしまうと、統合失調症が再発して、再入院というケースがおこりがちです。
妄想や幻覚は、薬物によって、わりあいすぐに症状が落ちつきます。ただし、根底にある症状はが落ちつくのは、もう少し時間がかかります。つまり、はっきりした症状がなくなっても、それだけで治ったとはいえないものなのです。
こういったことを考えると、
統合失調症以前の状態に戻るには、根気強さが必要です。