統合失調症の
罹患率・有病率について、ご説明しましょう。まずはじめに
罹患率・有病率という言葉について、説明します。
罹患率は、「りかんりつ」と読みます。これは、一定期間にはじめて発病した患者が、単位人口にどのくらいの割合でいるかということです。一定期間とは、年、月、週をさします。単位人口とは、10万人あたり、100人あたりといったことです。
たとえば、ある年の一年間に、
統合失調症をはじめて発病した患者が、6万人だったとします。日本における人口を、1億2千万人とします。すると、
罹患率(人口10万人あたり)は、以下の通りです。
(60,000/120,000,000) X 100,000 = 50.0
日本における
統合失調症罹患率は、人口10万人あたり50.0、というデータが得られます。
有病率は、「ゆうびょうりつ」と読みます。これは、ある特定の場所において、疾病者が、単位人口にどのくらいの割合でいるかということです。単位人口とは、10万人あたり、100人あたりといったことです。
たとえば、ある町で、
統合失調症の検査をしたところ、受診者2000人のうち該当者が200人だったとします。その場合、
統合失調症有病率(%)は、以下の通りです。
(200/2,000) X 100 = 10.0
この町において、検診実施時の
統合失調症有病率は10.0%、というデータが得られます。
上記は、あくまで計算式なので、仮のデータです。下記が、実際のデータになります。
日本における
統合失調症の生涯
罹患率は、約1%といわれています。
有病率は,国に区別なく、約0.5~2%でだそうです。アメリカでは生涯
罹患率は約1%、年間発症率は10万人あたり11人だそうです。性の違いにより、差がでることはありません。