現代において、
統合失調症はけっしてめずらしい病気ではありません。いまや、100人にひとりという高確率なのです。ということは、
統合失調症の
友人という立場になる場合があるわけです。
このようなとき、
統合失調症に本気で対応するのはむずかしいですし、治療にもよくないそうです。
統合失調症の症状に反応するひとの数が多いほど、症状はエスカレートしてしまうからです。
家族にまかせて、
統合失調症の期間は、友人としてはあまりかかわらないほうがいいかもしれません。それは、しらんふりをすることとは違うのです。
友人としての対応は、どうやって患者と距離をとるか、どうやって家族をサポートしていくかということです。
統合失調症患者と直接会って話をしたり、長電話したりするのは、しばらくやめましょう。実際に話をせざるを得ない状況になってしまった場合は、妄想や幻覚やにかんすれる内容を、はっきり否定しないようにしましょう。「わたしにはそういうものは見えないけどなあ」や「そうかな、ちがうかもしれないけど」程度のやわらかい返事がいいようです。肯定的な返事は、
統合失調症の症状を助長してしまうので、やめましょう。
統合失調症患者の家族に対しては、「こういったことを言って来られました」や「こういった様子でした」など、患者に関するデータを伝えるのは良いことです。治療にとって、有益な情報になるかもしれません。