治療における薬物

統合失調症の薬物療法には、さまざまな薬物が使用されています。症状にあわせて、新種の薬物も開発されています。統合失調症の陽性症状に効きめがあるのは、抗精神病薬になります。日本では20数種類が使用できますが、おもにドーパミンD2受容体拮抗作用をもっている薬物がつかわれます。

最近では、いままでの抗精神病薬よりも、副作用が少なくなったものも登場しています。これは陰性症状にも効きめがあり、非定型抗精神病薬と呼ばれるものです。新しい種類の薬物として開発されたもので、治療の主流となりつつあるそうです。

これに該当するのは、アリピプラゾール、ペロスピロン、オランザピン、リスペリドン、クエチアピン、などの薬物です。日本においては、いまのところ5種類の非定型抗精神病薬が、利用可能になっています。

非定型抗精神病薬は、このように統合失調症の治療を向上させています。しかし、あたらしい問題もおこっているようです。その問題とは副作用です。オランザピン、クエチアピンが、低い確率とはいえ、高血糖・糖尿病を誘発してしまうケースがあるのです。こうしたあたらしい副作用にも、注意していくことが大切になります。

また、オランザピン、クエチアピン、アリピプラゾールなどの薬物は、非常に高価格になっており、批判が集中しています。

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