ソーシャル・スキル・トレーニング

統合失調症の患者は、会話や社交といった社会的技能(ソーシャル・スキル)が不足しがちです。これは、引きこもりに代表される陰性症状や社会的経験の不足が、大きな原因となっています。

これに対応する治療法として、ソーシャル・スキル・トレーニングを行うことがあります。ソーシャル・スキル・トレーニングは、統合失調症におけるリハビリテーション・プログラムともいえます。社会・生活技能の回復をはかる目的があるからです。

ソーシャルスキルトレーニングは、社会的なコミュニケーション技術の面から、トラブルの解決をします。社会的なコミュニケーション技術を向上させることで、困難をのりこえる力を養います。統合失調症治療だけでなく、通常教育でもつかわれています。

ソーシャルスキル・トレーニングは、たいていはグループによるロールプレイで行われます。基本訓練、問題解決技能訓練、モジュールなどの方法があります。基本訓練では、対人コミュニケーションがうまく行えるようにします。相手の話を理解しながら、どう反応すればよいのかを判断し、自分の考えをきちんと相手に伝えるといった内容になります。

問題解決技能訓練では、考え方を広げることで、問題を解決できるよう訓練します。これまで思いこみが激しくて、問題解決ができなかった部分を改善していきます。

モジュールは、服薬自己管理モジュール、症状自己管理モジュールなどの課題学習パッケージが用意されています。

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