作業療法

統合失調症の治療として、作業療法があげられます。作業療法は、統合失調症などの精神疾患により、日常生活をいとなむことが難しくなったひとに効果があります。

ほかの人たちとのかかわりあいや、現実的な作業を利用します。現実的な作業とは、園芸、陶芸、絵画、手芸、折り紙、スポーツ、などになります。作業療法は、対人関係能力の向上、精神機能の改善、作業能力の改善などをはかります。園芸、陶芸、絵画、手芸、折り紙、スポーツなどを通じて、より良い生活をいとなむことができるように、援助や指導が行われます。

作業療法の目的をさらにこまかく説明します。

まず、統合失調症の症状を安定させるための援助です。これは、現実的な作業活動をおこなうことで、気分の転換、ストレスの解消、欲求の充足などを促進します。それにともない、情動の不安定さ、行動や思考のまとまりのなさが、だんだん改善されていきます。統合失調症の克服にむけて、健全な機能をつくりあげます。

次に、対人関係の改善があります。これには、統合失調症患者の心の葛藤を、まわりが理解することも大切です。これまでよりも、他人とうまく関係することができるような体験の場をつくります。

さらに、基本的日常生活への援助があります。統合失調症という病気のために、不規則になってしまった生活を軌道修正します。規則正しい生活と、必要な生活技術を習得することをめざしていきます。

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