統合失調症の陽性症状のひとつに、
宗教妄想があります。
これは、誇大妄想のひとつの症状として考えられることもあるようです。誇大妄想の場合は、自分に特別なパワーがあると信じています。そのため、あらゆる病気を治したり、世界平和を達成したりすることが、可能だと思い込みます。
宗教妄想は
、統合失調症のなかではわりあい多い症状でしょう。ほかの症状よりも遅めに、だいたい20代の後半に発症することが多くなっています。人格崩壊まで至るケースはまれですが、憑衣妄想を一緒に発症するケースもあります。
宗教妄想の患者は、幻覚・妄想などの陽性症状が目立ちます。意欲低下・感覚鈍麻などといった、陰性症状はあまりないようです。 時間がたつにつれて、
妄想がどんどん大きくなり、スケールの壮大なものになります。あまりにも症状が進むと、
妄想と一緒に、自閉的な生活をするようになったりします。
誇大妄想狂グルイズム、
妄想型グルイズムなどにまで発展する可能性もあり、最終的に新興宗教の教祖にまでなってしまうケースまで見受けられます。
つまり簡単にいえば、
宗教妄想の患者は、自分のことを神だと信じているのです。また、既存の神の生まれ変わりであると話す場合もあります。