その他の妄想2:心気妄想・誇大妄想

統合失調症の症状は、「陽性症状」と「陰性症状」というふたつの種類にわけることができます。陽性症状は、知覚の障害があらわれます。実在しない知覚を感じてしまう症状を、幻覚とよんでいます。

幻覚を感じている統合失調症患者は、知覚していることが、自分の外から入ってきているように感じます。ですから、知覚のもとというものが、現実にあるものと考えてしまいます。「脳に電波がはいってくる」「体の中に装置をいれられた」「宇宙人が通信してくる」など、妄想とよばれる内容を話しがちになります。

たいていの妄想性障害は、成人してから発症するでしょう。妄想の内容は、よくきてみると奇異なものではありません。誰にでも起こるような話を含んでいるのです。

妄想性障害には、心気妄想という症状があります。心気妄想の場合は、体がいやな臭いをしている、不治の病にかかっている、体の中に虫がはいずりまわっている、体は変な形をしている、といったことを信じこんでしまいます。

さらに、誇大妄想もあます。この症状は、躁状態のときにあらわれやすいでしょう。誇大妄想の患者は、特別な力が与えられていると信じています。力を発揮することができれば、あらゆる病気を治すことや、世界平和をつくりあげることができると考えています。 

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