統合失調症では、しばしば
幻聴がおこります。
幻聴というのは、聴覚の幻覚をさします。つまり、実在しない音声を体験してしまう症状です。
統合失調症患者自身は、
幻聴を幻だと認識することができません。まるで誰かがしゃべっているような、実際の声として判断します。
統合失調症の
幻聴には、次のようなものがあります。
・何かをしようとすると、それをやめさせようとする声が聞こえる
・いつも命令する声がする
・自分の悪口や噂話をしているのが聞こえる
・自分の考えていることが音声となって聞こえてくる
・本を読んでいるとそのまま音声となって聞こえてくる
幻聴があるのではないか、と思わせるのは次のような行為です。
・ひとりごとをいつも言っている
・なにもない空間へむかって、誰かと会話をしているようにみえる
・だれもいない空間へむかって大声で叫んでいる
幻聴という症状は、本人にとっては非常に不快な現象です。しばしば聞こえてくる声のせいで、仕事に集中できなくなったり、眠れなくなったりします。正常な生活をおくることが困難になるわけです。
また、
幻聴によって行動がコントロールされてしまう可能性もあります。なかには、死ねと命令する声に従って、そのまま自殺してしまうケースもあります。薬物療法は、
幻聴にたいして効果的です。