幻覚とは、現実には存在しないものを知覚してしまうことです。現実にはない声が聞こえてくる幻聴、現実にはないものが見える
幻視、などがあります。
幻覚があると、精神病の心配をするひとが多いようです。しかし、たとえ幻覚があったとしても、すぐに精神病とは言えません。正常なひとでも、特殊な状況においては、幻覚を経験することがないともいえないからです。このような特殊な状況においての幻覚は、
幻視が多いようです。
幻視とは、現実にはないものが見えてしまう現象です。あるデータによると、人口の10%から27%程度は、
幻視を経験したことがあるそうです。これは、寝入ったときや寝起きに、
幻視がよくおこるからでしょう。よくいわれることですが、寝入ったときや寝起きに、金縛りや
幻視が生じやすいのです。金縛りは体感幻覚ですし、
幻視として動物などが見えることがあります。これは
統合失調症における幻覚とは見なされません。
統合失調症においては、
幻視よりも幻聴を訴えるケース多いようです。アルコール中毒、麻薬中毒などの依存症患者には、
幻視が頻発します。
統合失調症においては、
幻視の症状が起きると、見ためには異常な行動にうつります。これは患者にとって、恐ろしい
幻視から逃げようとしていたりするからなのです。