統合失調症は、その症状によって「
破瓜型」「緊張型」「妄想型」「残遺型」に分けられています。
破瓜型は、解体型とよばれることもあります。思春期前半で発症するケースが多いようで、発症年齢のピークは15歳から25歳でしょう。
統合失調症のなかでは、日本人に多いタイプともいえます。
初期症状としては、妄想・幻覚などはあまりないようです。喜怒哀楽の感情表現がなくなり、何に対しても意欲や関心がなくなります。それは、まわりの状況に対しての無関心というかたちで症状が現れます。たとえば、仕事に行きたがらくなったり、入浴したがらなくなったり、といったことです。
このような日常的にできていたことが、できなくなってしまいます。まわりのひとにとっては、なんだか元気がなく、疲れているように感じられます。そのため、病気の発見がされにくく、だんだんと症状が進行してしまいます。いきなり興奮したり、妄想をするようになったり、会話がおかしくなったり、などの症状によって、はじめて病気ではないかと考えられるケースが多いでしょう。
だんだん思考が脈絡をなくしてしまうので、現実とあわない行動が多くなります。自閉がひどくなって、日常的なコミュニケーションがとれなくなっていきます。こうした症状を、人格崩壊・人格荒廃などといいます。
しかし最近では、
統合失調症が全体的に軽くなる傾向にあります。
破瓜型の場合でも、人格崩壊に達するケースが減っています。