残遺型

統合失調症を、ひとつの症状と考えることもあれば、さまざまな症状が集まったものだと考えることもあります。統合失調症を分類するために、いくつかのタイプが考え出されています。しかし、それぞれのタイプが、時間がたつにつれ変わっていくこともあります。

統合失調症は、症状の現れ方によって「残遺型」「破瓜型」「緊張型」「妄想型」といった4つに分類されます。

その中でも残遺型は、統合失調症の治療を続けていくうちに、だんだんと回復してきた患者によく見られるタイプです。「破瓜型」「緊張型」「妄想型」の、3つのタイプが、急性期を終えて、慢性状態になっているといえます。妄想や幻覚は、ほとんど消えている状態です。ただし、以下の状態は残っています。

表情がない、会話の内容があまりない、気力がない、喜怒哀楽の感情表現が少ない、まわりの出来ごとに関心をしめすことがない、などです。一種の安定した状態である、といえるでしょう。

日本では、「破瓜型」が多くみられるといいますが、上記の分類はあくまでも便宜的なものになります。実際には 「破瓜・緊張型」のような複合タイプもあるわけです。また、さらに複数のタイプが混合していたり、どれにもまったくあてはまらないケースもあります。

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